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PCB使用照明器具の判別方法と取扱いについて

照明器具安定器のPCB使用有無判別方法や取り扱いについてご案内します

PCBとは

PCB(Poly Chlorinated Biphenyl(ポリ塩化ビフェニル))は油状の化学物質です。
PCBは、絶縁性、不燃性などの特性によりトランス、コンデンサといった電気機器をはじめとした幅広い用途に使用されていましたがその毒性が社会問題化し、我が国では1972年(昭和47年)以降その製造が行われていません。
照明器具においては放電灯(蛍光灯・HID)安定器内の力率改善コンデンサー内に絶縁油として使用されている時期がありました(1957年(昭和32年)1月から1972年(昭和47年)8月までの15年間)。

PCBを使用した安定器は定められた期限までに処分しなければなりません

北九州・大阪・豊田事業エリア 2021年3月31日まで →処分期間終了しました
北海道(室蘭)・東京事業エリア 2023年3月31日まで →処分期間終了しました
詳細は環境省 (PCB)早期処理情報サイトをご覧ください

PCB使用照明器具の判別方法

当社照明器具においては、下図例のような蛍光灯照明器具の内、1957年(昭和32年)1月から1972年(昭和47年)8月までに製造された高力率型(力率85%以上)のものが対象となります。

蛍光灯照明器具ですか?
いいえ
PCB不使用
↓はい
安定器の銘板をご確認ください
安定器の型式認可番号が下表に含まれる場合、こちらから判別可能です
型式認可番号PCBの含有型式認可番号PCBの含有
10-106961-23-1
10-140461-2639
10-172861-2640
10-172961-2642
10-226461-2652
10-237561-340
10-237761-3401
10-237961-3402
10-500761-3403-1
10-500961-3404-1
10-501161-3998
10-65561-4963
10-95161-5645
61-5958
61-6072
↓安定器の型式認可番号が上表に含まれない場合、又は読み取れない場合
高力率型(力率85%以上)ですか
※1) 力率の確認方法
いいえ
PCB不使用
↓はい又はわからない
1957年(昭和32年)1月から1972年(昭和47年)8月までに製造されたものですか?
いいえ
PCB不使用
↓はい又はわからない
PCB使用の可能性有り

※1)力率の確認方法

力率表示がある場合は表示からご判断ください
 表示例:『高力率』『力率85%』『力率0.85』など
力率表示が無い場合は下記計算式により計算していただくか、下欄に数値を入力し計算実行ボタンをクリックしてください
計算式
 力率=消費電力(W)÷(入力電圧(V)×入力電流(A))

下欄に消費電力・入力電圧・入力電流を半角数字で入力後、計算実行ボタンをクリックしてください





上記手順にてご不明な場合は当社までお問合せください

担当:品質管理部 池端
TEL:06-6962-2681
FAX:06-6962-2677
E-MAIL:
※連絡先のメールアドレスは迷惑メール対策の為、画像化しております。お手数ですが手入力をお願い致します。
※照明器具の銘板、安定器の銘板の写真を送っていただくと確認がスムーズに行えます。

器具の処分方法

1.PCBを含まない場合
→各自治体のルールに従い、廃棄物として処理してください。
2.PCBを含む場合
→「自治体への届け出」と「中間貯蔵・環境安全事業株式会社(JESCO)への処理申し込み・登録」とが必要です。

その他

(一社)日本照明工業会のWEBサイトでも「PCB使用照明器具に関する情報」が掲載されておりますので、ご参照ください。

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